「せっかくだしちゃんとした着物を一着ぐらい買いたい」と思っているかた。
とても素敵だと思います。

 

着物は洋服と違い、きちんと保存すれば半永久的に持つことができるので、長い目で見ればレンタルするより節約することができるんですよ。

 

そんなあなたにはさらに賢い買い物をしてもらいたいものです。
そこで今回は「賢い着物の買い方」のポイントをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

 

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まずは着物を一着だけ買う

 

呉服店に向かう前に、「まずは着物を一着だけ買う」と心に決めましょう。
特に着物を一着も持っていない方は「せっかくだし二着ぐらい買おうかな」と思ってしまいがちですが、まずは一着だけ買うようにしてください。

 

着物は一着でも十分高いですが、反物から買うとなると更に仕立て代や裏地代なども加わることとなり、何となくで二、三着買ってしまうとあっという間に散財してしまいます。

 

何着も買いたいのはわかりますが、ぐっとこらえ一着だけ買うようにしましょう。

 

帯に合わせて着物を選ぶ

 

着物の柄は自分の好みを優先するより持っている帯に合うかどうかで選ぶ方が断然いいです。
着物と帯は必ずセットで着用するので、如何に着物と帯の色合いがあっているかはとても重要になります。
せっかくお気に入りの着物を買っても、実は持っている帯と合わなかったとなると、その着物に合う帯を新たに買わなければいけないので費用も倍かかってしまいます。

 

既にもっている帯に合う着物の中から、自分の好きな柄を選ぶようにしましょう。

 

帯を持っていないという方は、「黒・白・赤系」の三種類の帯を持っていると、どんな着物にも合うので便利です。
「一気に帯を三本も買えない」という方は白系の帯を最初に買うと使い勝手がいいですよ。

 

流行を追わない

 

洋服でもいえることですが、長く着たければ流行を追わないことが一番です。
「最近はチェック柄が流行っているみたいだからそれがほしいな」と思って買っても、いつかはその流行も古いものとなってしまいます。
せっかく半永久的に着れる着物でも、柄が古くて着れないとなるともったいないですよね。

 

着物を買うときは、「10年後もこれを着られるか」を考え、時代にとらわれない柄を選ぶようにしましょう。

 

足元や首元にあてて鏡をみてみる



☆SP☆



 

洋服と同じように、着物も身体にあててみて鏡で確認するのが大事です。
しかし、どう合わせてみればいいか分からなかったりしますよね。
そんな時は以下のことを参考にしてみてください。

 

(1) 足元に着物をあてる

 

まず足元にどう柄がくるのか見るために、既製品(すでに仕立てあがっている着物。SML表記がされていることが多い)であれば裾の部分を少し広げて足元にたらしてみましょう。

 

足元は一番生地面積が広い部分なので、大柄なのか小柄なのかで印象が大きく変わります。
「この柄は自分の体型からすると細かすぎて目が痛くなりそう」など、自分好みの柄かどうか足元で確認しましょう。

 

(2)胸元に着物をあてる

 

次は胸元に着物をあててみてください。
着物の襟を再現するように、片方に斜め掛けするようにあててみましょう。

 

この時は柄ではなく、自分の顔色と着物の色が合っているかどうかを確認してください。
着物にも似合わない色と似合う色が存在します。

 

「この色だと顔色が悪く見えるけど、この色は顔色がよく見える」と、自分の顔に合った色を見つけてくださいね。

 

寸法票は必ずとっておく

 

既製品の着物ではなく反物から買う場合、必ずその場で採寸されます。
その際に裄(ゆき:腕の長さ)や身丈(みたけ:着物全体の縦の長さ)などが尺寸(〇尺〇寸といった、センチメートルではない長さの表記)で寸法票にメモされます。
このメモされた寸法票はもらったら必ずとっておくようにしましょう。

 

もちろんこの寸法票をとっておけば、次に着物を仕立ててもらうときに採寸してもらう必要がなくなるので便利というのもありますが、もっと大事な理由があります。

 

着物を仕立てるとき、同時に襦袢も仕立てます。
着物のように、袂(すそ)の長さや裄の長さにあった襦袢も必要になるからです。

 

寸法票をとっておかずに毎回採寸していると、採寸する人によって微妙に長さも変わってきます。
自分自身は何も変わっていなくても着物の採寸が毎回違い、そのたびに襦袢も新しく作らなければならなくなるのです。

 

しかも襦袢の生地も一反丸ごと買わなければならないので、「裾除け仕立てなくていいから襦袢だけでいい」といった買い物はできません。

 

着物の反物ほど高くはありませんが、ちりも積もれば山となります。
一着の襦袢でいろんな着物が着まわせるよう、寸法票は必ず取っておくことをおススメいたします。

 

好きな着物をそろえるために

 

着物は帯との組み合わせを工夫すれば、少ない枚数でもいろいろなバリエーションを楽しむことができます。
好きな着物を厳選して持ち、「どれも好きすぎて選べない」と言えるように着物をそろえてくださいね。
楽しい着物ライフになりますように!