自分で着物を着れるようになりたいという方、素晴らしい心がけです。
何事も慣れが必要ですが、着付けはその最たるものだと思っています。

『自分でも着物が着られるようになりたい』
『少しでもきれいに着物が着たい』

 

そんな風に思っている女性のために、着付けのプロである私が20年間着物を着てきて学んだ、着物を美しく着るポイントをこれからご紹介していきたいと思います!
まずは着付けに慣れて、そのあとに美しく着るポイントを重視してさらに美しく着こなしましょう。

 

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鳩胸をつくる

着物着方綺麗
 

着物は特に帯より上をいかにきれいにするのかが重要です。
帯の上に胸がのるのも帯が身体から浮くのもよくはありません。
横から見て首元から帯の上まできれいな曲線になるようこころがけてください。

 

ハンドタオルやスポーツタオルを駆使して胸を足したり、和装ブラを着用して胸を抑えたりしましょう。

 

普通のブラジャーでは着物には不向きです。
普通のブラジャーは胸の形をきれいに保つのを目的にしているのに対し、和装ブラは余計な胸を押さえつけるのが目的のものです。
帯の上にのるほどの大きな胸に悩んでいる方は和装ブラを使うことをお勧めします。

 

またタオルを使った方がいいと思われる方は、自分の理想とする鳩胸をつくれるよう試してみてください。
その時は襦袢の下にタオルをいれることをお勧めします。

 

ちなみに私は鳩胸をつくるのに厚めのハンドタオルとスポーツタオルの両方を使っています。
使うたびに少し悲しくなりますが、これも美しく着るためです。

 

寸胴体系にする

 

洋服ではくびれのある体型が理想とされますが、着物では正直くびれは邪魔です。
くびれていては大事な腰ひもの部分が固定されず、腰ひもが上にあがってきてしまうからです。

 

この腰ひもは着付けにおいて要の部分であり、しっかり固定されていないと着物自体がずるずると緩んできてしまいます。

 

また、くびれの部分はちょうど帯がくるところです。
帯のところがへこんでしまっては帯にしわが入ってしまいますし、そもそも帯板を入れるので帯自体が身体にフィットせず常に浮いてしまい不安定な状態になります。

 

寸胴体系だからといって着物姿では太ったようには見えません。
それよりも美しく着飾るために、くびれをなくすようにおなか周りにバスタオルを巻くなどして寸胴体系をつくりましょう。

 

襟を抜きすぎない

着物着方綺麗
 



☆SP☆



これは特に20代の方によく見かけるのですが、襟を背中が見えるぐらいに抜いている方がいます
襟からのぞくうなじは色気を感じさせるものですが、あまり抜きすぎると色気を通り越して下品に見えてしまうので襟足にくくった髪がつかない程度に抜きましょう。

 

横から見て、床から45度の傾きになるように襟を抜くのがわかりやすい目安です。
それ以上抜くと背中に風を感じるはずです。
それは抜きすぎの証拠なので気を付けてください。

 

裾の先を少し上げる

 

裾は重なっている上の方を「上前(うわまえ)」、下の方を「下前(したまえ)」と言います。
着付けるときは裾先を床と平行に着るのではなく、裾先を少し上にあげるようにしましょう。

 

そうすると着物の帯より下が完全に筒状ではなく、足先に向けてすぼまったような形になります。
そのことによって歩く時もすぐに裾が広がることがなく、スマートな足さばきをすることができるのです。

 

この時下前の方が長くならないよう気を付けてください。
上前の裾先だけあげてしまうと、下前の裾先が見えてしまいますので必ず両方の裾先をあげましょう。

 

身長によって胴にまく帯の幅を変える

着物綺麗
 

「着物って足が長く見えるからいいよね」という方がいますが、正直足が長く見える着方は美しくありません。

 

というのも着物は昔の日本人の体形に合わせた服装になるので、そもそも足を長く見せるようにつくられたものではないからです。
加えて足を長く見せようと思うと必然的にバカボンのようにおなか周りが目立つ格好になってしまいます。

 

ですので、身長に合わせて胴回りの帯の幅を調節するようにしましょう。
身長が高ければ高いほど幅を広くすることをお勧めします
私も身長が170センチ以上あるので帯の幅を広げて着用しています。

 

身長が高い方は名古屋仕立ての帯(背中にくる部分以外はすべて半分に折られて縫われている為胴にくる帯の幅の調節ができない帯)はお勧めしません。
新しく帯を買うときは平仕立て(一反のようにどこも折られずまっすぐに仕上がっている為幅の調節ができる帯)を選びましょう。

 

逆に身長が低い方は、結びやすいので名古屋帯がおすすめです。

 

また半幅帯(お太鼓が結べない、浴衣の時につけるような帯)は幅が決まっている為調節ができません。
調節ができない帯の場合は帯の位置を低くして足が長く見えないようにしましょう。
この時あまりにも下げすぎると男みたいな着付け方になるので注意が必要です。

 

☆SP☆

あなたの魅力を引き出すために少しの工夫を

 

ただ着ればいいというものではないのが着物です。
せっかく自分で着たいという意欲がわいてきたのですから、更に練習して美しく着飾れるように頑張ってみましょう。

 

少し工夫をするだけで周りの着物姿の人たちよりさらに魅力的なあなたになれること間違いなしですよ。