一言に着物と言っても、その種類はたくさんあります。
「着物を着ようかな」と思ったときに見た目で選んでしまうと恥をかくこともあるのです。

 

そこで着物を着始めて20年の私が主要な着物をご紹介しながら&持っておくと便利な着物も一緒にまとめていきたいと思います!

『着物に少しでも興味がある』
『誰に聞けばいいか分からなかった』
という方は是非参考にしてくださいね。

 

スポンサーリンク



 

小紋(こもん)と紬(つむぎ)

着物小紋
小紋と紬は、格も着ていける場所もとても似ています。
この二つの違いは、簡単に言えば反物を織ってから染色するか、糸を染色してから織るかという製造過程の違いなのです。
小紋は反物を織ってから染色するため一つ一つの柄がはっきりとしていて、全体的に明るい印象をもてるものが多いです。

 

紬は糸を染色してから反物を織るので、柄も幾何学模様のようなものが多く、全体的に落ち着いた印象を持てるものが多くなります。

 

二つとも全体的に柄が散らばっているという点では同じなのですが、紬の方が織目が目立つのですぐ見分けられます。
その中でも少しだけ小紋の方が格が上になるので、もし小紋か紬か悩んだ場合は無難に小紋を選ぶといいでしょう。

 

また私の経験では、この小紋が一番着る機会が多いので洗える小紋をいくつか持っているととても便利です。
あまり多く着ない方はレンタルで着心地や自分に合う色を試してみるのも良いと思います。

 

訪問着(ほうもんぎ)と付け下げ(つけさげ)

小紋付け下げ着物イラスト
訪問着と付け下げも見た目はすごくよく似ています。
訪問着は広げると柄が一枚絵のように続いています。
縫い目がわからないように柄を付けるためその分手間もかかり、お値段も高めになるということに違いがあります。

 

付け下げは、わかりやすいものだと柄がポツンポツンと飛んでいるようについていたり、縫い目を避けて柄がつけられていたり、縫い目でプツンと柄が切れられていたりします。
しかし中には訪問着のように一見一枚絵のように続いているように見えるものもあるので、見分けるのが難しいのが正直なところです。

 



☆SP☆



しかし訪問着の方が付け下げより華やかに仕上がっている傾向にあります。
また呉服店でも、縫い目を気にしなくていいので反物の状態で販売されている付け下げに対し、縫い目がないように一枚絵に見せなければならない訪問着は仮仕立てをして着物の形をした状態で店頭に置かれていることが多くあります。

 

格的には格がほぼ同等の訪問着と付け下げですが、やはりその中でもどちらかというと訪問着の方が格が上になるので、迷ったときは無難に訪問着を着るのがおすすめです。
また、訪問着や付け下げはパーティーに参加する機会が多くない限り普段着る機会は中々ないので、たまにしか着ないというかたはレンタルで十分だと思います。

 

留袖(とめそで)


留袖は、既婚女性が着用する最も格の高い着物です。
結婚式でいうと、親族の結婚式の時は黒留袖、親族以外の結婚式の時などには色留袖を着ます。
黒留袖は特に、背中、胸、肘あたりに計五つの紋(五つ紋)が入っています。

 

この留袖の特徴は、柄が足元だけで胸元には一切柄がないということです。
ですので判別はとてもつきやすいと思います。
とくに近年では、未婚の女性でも振袖は抵抗があるという方が色留袖を着用することが多いそうです。

 

この留袖は訪問着などより更にフォーマルな時でないと着る機会はないので、孫の代まで受け継いでいきたいといったことでない限りレンタルで十分だと思います。

☆SP☆

色無地(いろむじ)


色無地とは、呼んで字のごとく色はついているけれど柄のない無地の着物のことです。
これは着物の中で一番多種多様な場所で着ることができます。
しかし背中の一つ紋が入っていないとフォーマルな場では着ることができません。

 

明るい色と落ち着いた色を一色ずつもっていると冠婚葬祭につかえて非常に便利でしょう。
また季節ごとに合わせた生地の色無地を持っていれば、ありとあらゆることに対応できます。

 

あなたの都合にあった着物を

 

正直着物は安くありません。
だからこそ¥どういうときにどういう着物を着たいのかに合わせて、予算内で希望にあった着物をそろえることが大事です。
今日まとめたことを知っておけば、呉服屋さんやネットをのぞく時も現実的な視点でお買い物が楽しめると思いますよ。

 

数ある着物の中であなたのお眼鏡にかなう着物に出会えるといいですね。
素敵な着物ライフを送れるよう願っています。